つい最近までluajittexを知らなかったので、lualatexとluajitltexの速度比較をしてみます.

$ make clean; time lualatex presen.tex > /dev/null
18.31
17.74
17.99

※ make cleanの内容は rm -f *.pdf *.aux *.log *.nav *.snm *.toc *.vrb

$ make clean;time luajittex --fmt=luajitlatex.fmt presen.tex > /dev/null
43.91
44.67
44.90

予想に反してjit版の方が2倍強遅いという結果になってしまった.なにか勘違いしている? それともluatexはlua 5.2ベースなのに対して,luajittexはlua5.1ベースだそうだが,そのせいなのだろうか.

ではもしかしてluatex53は何か期待できる?

$ make clean;time luatex53 --fmt=lualatex.fmt presen.tex > /dev/null
16.34
16.21
16.28

1秒強速くなった.今回の環境ではこれが最速.

この程度の違いでも何度もlatexを走らせるlatexmkで評価するとそれなりの差になってくる. 実際に$pdflatexの定義をこの2つで変えて実行してみると以下の結果.

latexmkrun 1run 2
luatex5363.3363.63
luatex69.5369.85

うーむ.では .latexmkrc には luatex53 を登録しておこう.